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SPEEDER NX GOLDの特徴を徹底解説!試打・評価・スペック|GREENとの違い

4.5
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Fujikuraから発売のSPEEDER NX GOLDシャフトについて、抑えておきたい3つのポイント、試打・評価、スペック・発売情報などを詳しく取り上げます。

前作に当たる2作目SPEEDER NX GREENとの違い、識者の評価なども取り上げていますので、SPEEDER NX GOLDの特徴や位置付けが分かる内容となっています

SPEEDER NX GOLDの特徴

ポイント① 前作GREENよりも手元が緩やか

項目 GREEN
2022
GOLD
2025
ポジション 初代ハード系 GREENの後継・第2世代ハード系
剛性設計 手元剛性が高く、張り感が強い 剛性差を抑えた一体感重視の設計
振り心地 シャープで硬質。クセあり しなり戻りが自然で、振り抜きやすい
先端の安定性 やや暴れる傾向あり ねじれ剛性が高く、インパクト安定性◎
適合ゴルファー 高ヘッドスピード・操作性重視 中〜上級者で飛距離と安定性を両立したい方
重量設計 全体的に重め GREENより全重量帯で約4〜5g軽量化

SPEEDER NXの5作目となるGOLDは、2作目のGREENの後継です。

SPEEDER NXシリーズでの位置付けは、剛性感が最もあるタイプで、VENTUSで言うところのBLACKに相当します。

GREENからの変更点として注目したいのは、手元側の剛性感です。GOLDでは手元側の剛性感を緩めてあります。

そのため、GREENと比べると”タメが作りやすい”ということになります。GREENでは切り返しタイミングが合わず、もう少しゆっくり切り返ししたい方にとっては、ポジティブ方向の変更となります。

逆にGREENで最も硬さが欲しかった方にとっては、逆にさらにタイミングが合い辛くなる可能性が高いでしょう。

ポイント② DHXの採用により、カーボンシートの積層が1つ増えている

GOLDとGREENの違いを先に述べましたが、技術的・構造的な違いについても触れておきます。

VIOLET(4作目)とGOLD(5作目)では、カーボンシートの積層が1枚増えていて、これまでの45°の方向の巻き方に加えて、非公開の新たな角度での積層が増えています。

これにより先端から中間部の捩れ剛性が高まっていて、より弾道が安定してスピードが出やすくなっています。

ポイント①で述べた通り、手元は緩やかになってタメがつくりやすくなっていますので、この剛性感でタイミングが合う方によっては、よりエネルギーを貯めて、しなりを活かしてインパクトまで持って行けますので、捩れ剛性のアップとの相乗効果で、飛距離アップが狙えそうです。

ポイント③ VENTUS RED、BLUEユーザーも注目したい

出典:fujikurashaft.jp

対象ゴルファーは、前作GREENの使用者、BLUE・VIOLETで物足りなかった方が挙げられます。

ただ、Fujikuraのメーカー担当者の説明によると、VENTUSユーザーも今回のシャフトは合う可能性があると説明されています。

その理由として挙げられるのがやはりシャフト特性です。

上図のメーカー公表のマトリクスを見ると分かりやすいのですが、NX GOLDは、全体的に真ん中に近い位置にプロットされています。

これは簡単に言えば、多くの平均的なゴルファーにフィットしやすいことを意味しています。

さすがに走り系だけにスピン量はVENTUSシリーズと比べると入りやすいですが、弾道高さで言えば、VENTUS BLUEとREDの中間に位置しています。

スピン量はシャフトだけで決まるものではなく、ヘッド特性、組み合わせによります。現在、お使いのヘッドが低スピン過ぎる方は、VENTUSからNX GOLDへの移行も検討してみる価値はあると思います。

SPEEDER NX GOLDの適合ゴルファー

SPEEDER NXシリーズの第5作目にあたるGOLDは、最もハードなGREENの後継モデルとして登場したしっかり感と安定性を両立した走り系シャフトです。 中調子表記ながら、実際の剛性設計は手元のしなりを抑え、先端〜中間部の安定性を高めた一体感重視の設計となっています。

適合ゴルファーは主に以下のような方となります。

  • 走り系の加速感よりも、しなり戻りの安定性を重視する方
  • GREENの張り感が強すぎた方で、もう少し自然な振り心地を求める方
  • フェード系・ドロー系どちらにも対応した、操作性と飛距離の両立を求める方
  • 手元のしなりを感じながらも、インパクトでのばらつきを抑えたい方
  • VENTUSほど動かないシャフトは苦手だが、過剰につかまる走り系も避けたい方

SPEEDER NX GOLDの試打・解説

  • GREENと比べてEI値はあまり変わらない。シャフトの硬さはあまり変わらずトルクが変わった。
  • メーカーが謳っている黄金比率とは、、、硬いんだけど、硬くない。しなるんだけど、しならない。つかまらなさそうだけど、つかまる。この絶妙なところを攻めてきたのが黄金比率。
  • シャフトが軽いから振りやすい。ミニVENTUSと言う感じ。
  • GREENより3gぐらい軽くて振りやすい。

SPEEDER NX GOLDのゴルフ識者の評価

プロの評価

引用:golfdigest-minna.jp

  • どのスペックでもヘッドからグリップエンドまでクラブが一体となってしなる振り心地。やわい部分や尖った部分がないのでスウィングタイプを選ばず、多くの人が『振りやすい』と感じるはず。
  • 手元や先端が大きくしなるシャフトと違って、NXゴールドは全体がしなるので、従来のスピーダーよりもしっかり感があります。

SPEEDER NX GOLDのスペック

モデル フレックス 重量 トルク 調子 製品長 Tip径 Butt径
40 R2 44 5.8 46 8.5 15.05
R 44 15.1
SR 45.5 15.15
S 47 15.2
50 R 50.5 4.6 15.1
SR 52 15.15
S 53.5 15.2
X 55 15.25
60 SR 60.5 3.5 15.25
S 62 15.3
X 63.5 15.35
70 S 72 2.8 15.4
X 73.5 15.45

SPEEDER NXは、SPEEDER EVOLUTIONの後継で、先端が走って仕事をしてくれる文字通りスピードが出る走り系のシャフトです。

3作目のBLACKのみ先中調子ですが、1作目のGREEN、2作目のGREEN、そして、4作目のVIOLET、5作目のGOLDは中調子です。

第二世代としては、VIOLETはBLUEと比べてシャフト重量が2.5~4.5g増していましたが、GOLDはGREENと比べ逆に4~5.5g軽くなっています。

SPEEDER NX GOLDの発売日・発売価格

SPEEDER NX GOLDの発売日は、2025年9月4日です。

発売価格は税込み49,500円(税抜き45,000円)となっていて、第一世代のGREEN・GREEN・BLACKと比べると税込みで5,500円の値上がり、第二世代で前年に発売されているVIOLETとは同額となっています。

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