テーラーメイドのP790アイアンの2025年モデル。
今回も2年サイクルでリニューアルとなり、Pシリーズでは最多の4回目のリニューアルとなっています。
P790アイアン 2025
P790アイアンは、テーラーメイドのアスリート向けのPシリーズのアイアンです。
Pシリーズには、P7TW、P7MBなどPGAツアーのトッププロたちが使用するモデルが多数ありますが、その中でP790アイアンは最も優しいアイアンです。
モデル名の790はブレード長を表していて、790は79mmということになります。なお、P770の2024年モデルは77mmではなく76.4mmでしたので、ブレード長は他モデルとの相対的な大きさぐらいに捉えておいた方が良さそうです。
シリーズ5代目はクリーンなルックス
P790アイアンは冒頭で触れた通り4回目のリニューアルとなりますので、2025年モデルは5代目になります。

外観が徐々にシンプルになっている傾向があり、2025年モデルではよりクリーンなルックスになっています。
バックフェースの中央に横向きの突起形状がありますが、2024年モデルのP770アイアンと似ていますので、この形状がベースになっていると思われます。
基本構造は概ね同じだが、フェース素材は変更
アイアンの基本構造としては、中空+スピードフォームAIR+タングステンで、従来モデルと同じです。
中空による飛びと高さ、スピードフォームAIRによる打感の良さ、タングステンによるやさしさが備わっていて、飛距離性能と寛容性が適度に備わった中級者向けのほどよいアイアンです。
ただ、フェース素材に関しては、これまでのクロムモリブデン鋼から、ニッケルクロムモリブデンバナジウム鋼に変更されています。
この素材は20%軽量ながらも強度があるため、フェースの薄肉化による飛距離性能のアップ、そして、スイートエリアの24%の拡大が実現されています。
つまり、従来モデルよりもやさしい方向に進化しています。
番手は4番~AWに変更
P790アイアンの2025年モデルは、2023年モデルと比べると、殆どの番手でロフト角が0.5~1°立っています。7番アイアンでは30.5°から30°になりました。
それが影響しているのか、2023年モデルでは3番~PWでしたが、2025年モデルでは4番~AWとなっています。なお、セット購入される方は6番~PWの5本組で変わりません。
*左が2025、右が2023
形状的にはすっきりしていて、より構えやすくなっています。
▼P790アイアン 2023年モデルの評価

P790アイアン 2025の試打・評価
メーカー公式のインプレッション動画です。
P790アイアン 2025のスペック
クラブスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
#4 | 20 | 61 | 38.5 |
#5 | 23 | 61.5 | 38 |
#6 | 26.5 | 62 | 37.5 |
#7 | 30 | 62.5 | 37 |
#8 | 34 | 63 | 36.5 |
#9 | 39 | 63.5 | 36 |
PW | 44 | 64 | 35.75 |
AW | 49 | 64 | 35.5 |
シャフトスペック
シャフト | フレックス | 重量 | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
NS PRO MODUS3 TOUR 105 | S | 106.5 | 1.7 | 元 |
NS PRO 950GH NEO | S | 98 | 1.7 | 中 |
P790アイアン 2025の発売日・発売価格
P790アイアン 2025の発売日は、2025年3月14日です。
発売価格は6~9番、PWの5本セットで159,500円、4番・5番・AWの単品で31,900円です。

