飛距離が出るドライバーの2025年版 ランキングです。
対象となるドライバーは、各メーカーで現行・最新モデルとしてホームページやカタログに掲載している製品となります。そのため、発売が数年前のものも含まれることがあります。
第1位 コブラ DS-ADAPT LSドライバー
DS-ADAPTシリーズの低スピンタイプのドライバーです。DSはDARKSPEEDの略と言われていますので、DARKSPEEDの2代目と言って良いでしょう。
前作と大きく異なるのはヘッド体積が460ccから445ccに大幅に縮小されたこと、可変スリーブの仕様が変わり調整性能が充実したことが挙げられます。
前者のヘッド体積については、当然ながらヘッド形状もディープ感が増していますので、構えた時の見え方はタイトリストの「4」のモデルのような佇まいがあります。シャープに振り抜きたい方にとってはより振りやすくなっていますが、暴れ馬を乗りこなす技量が同時に求められます。
低スピンとヘッドのピーキーさは相変わらずで、超ハードヒッター向けのドライバーであることには変わりがありません。
可変スリーブについては、調整パターンが33通りに激増していますので、これだけとってみれば大幅な進化ですが、旧スリーブが使えないということも意味します。
つまり、過去のシャフト資産がそのままでは使えないことは踏まえて置きましょう。
- 小ぶりなヘッドが好きな方にオススメ!
- コブラユーザーは、スリーブ仕様が変わっていることに注意!

第2位 テーラーメイド Qi35 LSドライバー
Qi35シリーズの低スピンタイプのドライバーです。Qi10シリーズの後継で、実質的にはQiの2代目と言って良いでしょう。
ステルスシリーズから不退転で採用されているカーボンフェースは4代目となり、進化も止まらずもはやカーボンであることを忘れてしまうぐらいチタンと変わらない打感・打音に到達しています。
前作のQi10寄りも慣性モーメントが向上していて、つかまりも良いため、やさしい方向にシフトしています。
低スピンタイプでつかまるドライバーは珍しい存在です。石川遼がELYTE Xドライバーを採用したように、つかまりは少しクラブに任せたいという方に試してみてもらいたいドライバーです。逆に言えば、ハードヒッターで左へのミスを嫌う人には扱いにくい可能性があります。
- 低スピンなのにつかまる!
- スライダー式ウェイトは廃止!


第3位 タイトリスト GT3ドライバー
GTシリーズの「3」のモデルで、TSR3ドライバーの後継です。
これまでの3代続いたTSシリーズからGTシリーズに変わりましたが、TSシリーズと特筆するような大きな変更はなく、1~4のタイプ分けも継承されています。
前作と比べると、ウェイトギミックがソール前方に搭載されていますので、重心を浅くする効果があります。
タイトリストのドライバーはそもそもがアスリート向けのため、「2」「3」「4」の全てがPGAツアーのトッププロたちに使われるモデルで、特に人気があるのが「2」と「3」です。
飛びと言う点では、「3」の方が芯が狭いため、より会心の一撃が欲しい方にはGT3ドライバーが適しています。
- ドロー・フェードの調整機能により弾道をカスタマイズできる
- 柔らかい打感を好み人にオススメ


第4位 キャロウェイ ELYTE◆◆◆ドライバー
ELYTEシリーズの低スピンタイプのドライバーで、ツアー仕様を意味する◆◆◆(ダイヤ)を冠しています。パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ドライバーの後継モデルです。
競合視されるテーラーメイドのQi35 LSドライバーと比べると、ヘッドの操作感が際立っていますので、弾道を操りたい方向けであり、左へのミスを防ぎたい方向けでもあります。
今作でも前後の重量違いのウェイトが採用されていて、つるしの状態では後方が重い設定になっていますので、入れ替えることでより低スピン感・操作感を高めた刺激の強いスペックに切り替えることができます。
- 油断すると右にすっぽぬける
- ウェイト入れ替えで超ハードスペックに変身

第5位 ブリヂストン B-Limited B1 LSドライバー
ブリヂストンのツアーBシリーズの2代目の中で、B-Limitedとして発売のドライバーです。
プロパーモデルとしては、B1 STドライバーが最もアスリート向けな位置づけになっていますが、それよりもアスリート向けのモデルで、つかまり・スピンは抑えられます。
球の高さが抑えられますので、逆に言えば上げにくいため、超ハードヒッターでとにかく低く強いライナー性の弾道を求める方向けです。
- 球の高さ・吹け上がりが抑えられる
- ストレッチを抑えた超小ぶり形状

第6位 コブラ DS-ADAPT Xドライバー
DS-ADAPTシリーズのスダンダートタイプのドライバーです。スタンダードと言っても、コブラはアスリート向けのため、アベレージゴルファーからするとややハードなドライバーです。
通常、USメーカーで「X」タイプとなるとドローモデルを意味しますが、少なくともここ数年のコブラではドローではなくスタンダードの意味です。間違っても、つかまりが良いドライバーではありません。
DS-ADAPT LSドライバーと比べると、後方にもウェイトがあり寛容性を持たせてあり、打点ミスに対する強さが備わっていますし、操作性も抑えてあります。
低スピン性能が優れていて、寛容性が程よくありますので、アスリートゴルファーだけでなく、弾道高さを抑えて飛距離を伸ばしたいアベレージゴルファーにもオススメです。
- 低スピンで強弾道ながら、やや寛容性がある
- コブラユーザーは、スリーブ仕様が変わっていることに注意!

第7位 タイトリスト GT4ドライバー
GTシリーズの「4」のモデルで、TSR4ドライバーの後継です。
前作と同じくヘッド体積は430ccと超小ぶりに絞られています。大型ヘッドが主流の現代のドライバー市場の中で、小ぶりが好きな方には貴重なモデルです。
寛容性とは真逆で、ヘッドを操作したなりの弾道を求める方、ヘッドの開閉を自分で行うタイプの方向けです。オールドゴルファーで大型ヘッドに慣れない方にも良いでしょう。
- ヘッドが430ccで超小ぶり
- ヘッドターンが大きいスイングタイプの方向け

第8位 PING G440 LSTドライバー
PINGのG440シリーズの低スピンタイプのドライバーです。
LS(低スピン)の名を冠していますが、従来通り、PINGの低スピンタイプはそれほど難しさはなく、寛容性とつかまりの良さがありますので、アベレージゴルファーでも十分扱えてしまいます。
低スピンで強い弾道が欲しいが、右へのミスが怖い方、打点ブレに寛容さが欲しい方に適しています。
前作のG430 LSTドライバーと比べると、やさしが増していて、操作性は抑えられていますので、この辺りを踏まえて新旧モデルを検討されると良いでしょう。
- ヘッド体積は大きくなっているが、投影は小さくなっている
- ミスへの強さは、さすがPING


第9位 テーラーメイド Qi35ドライバー
Qi35シリーズのスタンダードタイプのドライバーです。Qi35 LSドライバーが低スピンタイプなのに対して、Qi35ドライバーは寛容性を持たせたタイプとなります。
前作のQi10ドライバーよりも慣性モーメントが増していて、上下・左右の合計値で言えば8.4Kから9.0Kに大幅にアップしています。つまり、より打点ミスに対する強さが備わっています。
なお、前作を含めてこれまでのスタンダードタイプとの大きな違いとして、従来までは低スピンタイプにしか搭載されていなかったウェイト切替が、スタンダードタイプでも可能になっています。
前後に重量違いのウェイトが搭載されていて、入れ替えることで浅重心に切り替えることができます。
- 前作よりも慣性モーメントがアップ
- ウェイト入れ替えにより浅重心にできる


第10位 スリクソン ZXi LSドライバー
ZXiシリーズの低スピンタイプのドライバーです。前作のZX MKⅡシリーズからタイプ分けのネーミングが変わりましたが、ZX5 MKⅡ LSドライバーの後継モデルです。
前作と同様に、寛容性と低スピンを共存させた貴重なモデルで、昔からスリクソンをご存知の方向けに言えば、「5」の寛容性と「7」の低スピンをハイブリッドさせたモデルということになります。
操作性と言う点では、ZX7 MKⅡドライバーの後継にあたるZXi TRドライバーの方が優れていますが、低スピン性能、低弾道はZXi LSドライバーの方が優れています。
弾道の高さを抑えて低く強い球が欲しい方、そして、低スピンタイプであっても寛容性が欲しい方に適しています。
- 寛容性と低スピン性能が共存
- 低スピンでも打ち出しの高さが欲しい人にオススメ

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