笹生優花が全米女子オープンゴルフ選手権で優勝しました。日本国籍を持つ選手として、女子メジャーで3人目の優勝者となります。
本記事では、笹生優花の最新クラブセッティングについて取り上げます。なお、優勝時のクラブセッティングについては、まだ詳細がわかっていませんので、分かりうる範囲で最新のものをまとめました。
目次
笹生優花がプレーオフを制して、メジャー初優勝
2021年のメジャーはBIGニュース続きです。マスターズで松山英樹が日本人として初のメジャーを制し、全米プロゴルフ選手権ではアメリカの天才レフティー、フィル・ミケルソン50代で史上初となるメジャー制覇を成し遂げました。
そして、全米女子オープンゴルフ選手権では、笹生優花、畑岡奈紗の二人が4アンダーの首位タイで最終日をホールアウトし、プレーオフに進むという大興奮の展開となりました。
▼笹生優花、畑岡奈紗のプレーオフのハイライトです
少し古いでるが、相撲ファンで言えば若貴の兄弟対決、野球ファンで言えば日本シリーズでのKK対決といった感じでしょうか。
結果は3ホール目までもつれ込んで、笹生優花が粘り勝ちしました。
笹生優花の用具契約
笹生優花は三浦技研、ピレッティと用具契約していることが分かっています。
ゴルフクラブメーカーで2社となりますが、ピレッティはパターの契約です。
三浦技研の方は、アイアンで知られるメーカーで、ウッド系は長らく製作されていませんので、アイアンのみの契約ではないかと思います。
笹生優花のドライバー
テーラーメイド SIM2 MAXドライバー
ドライバーは、テーラーメイドのSIM2 MAXドライバーを使っています。
以前は、同じくテーラーメイドのM5ドライバーを使っていることが知られていましたが、SIMと飛び越えてSIM2に移行したようです。
MシリーズまではM3、M5といった小ぶりなアスリート向けドライバーを使っていた選手が、SIMやSIM2シリーズでは投影が大きい方のMAXタイプを使うケースが良く見られます。
小ぶりなアスリート向けモデル自体も、やさしい方向にシフトしているにも関わらず、プロがよりやさしい方を選ぶ傾向は、最近のドライバーに対するニーズの変化を如実に表しています。
笹生優花のフェアウェイウッド
キャロウェイ MAVRIKフェアウェイウッド(3番、5番)
ドライバーと打って変わって、フェアウェイウッドとユーティリティはキャロウェイのモデルを使っています。ウッド系は恐らく用具契約していないのではないかと思います。
使っているのはキャロウェイのMAVRIKフェアウェイウッドです。
スペック
- ロフト角:15°(3番)、18°(5番)
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笹生優花のユーティリティ
キャロウェイ MAVRIK MAXユーティリティ(4番)
ユーティリティおフェアウェイウッドと同じくキャロウェイのMAVRIK MAXユーティリティです。
同じMAVRIKシリーズですが、フェアウェイウッドはスタンダードタイプなのに対して、ユーティリティはMAXタイプを選択しています。
笹生優花のアイアン
三浦技研 TC-101アイアン(5番~PW)
アイアンは用具契約を結んでいる三浦技研のモデルを使っています。国内でも定評のある玄人向けのメーカーで、モデルは2020年のTC-101アイアンです。
笹生優花が使っているものは、微調整が行われていて、ライ角を2度フラットにして左へ出過ぎないようになっています。
笹生優花のウェッジ
タイトリスト ボーケイ SM7 ウェッジ(48°、56°、60°)
ウェッジはツアープロに人気のあるタイトリストのVOKEY SMシリーズです。
SM7は今平周吾も使う人気モデルです。
笹生優花のパター
ピレッティ エリート ポテンザ ツアーオンリー GSS
パターはピレッティと用具契約を結んでいます。使用しているのは、同社のエリート ポテンザ ツアーオンリー GSSです。
笹生優花のものはハンドスタンプが押されていますので、世界に1本のパターということになります。
まとめ
笹生優花のクラブセッティングは、用具契約が三浦技研とピレッティのため、ウッド系はなかなか本気のセレクトと考えると、なかなか興味深いセッティングとなっています。
ドライバーがM5からSIM2 MAXに移行しているところは、プロでも寛容性・直進性が高く、つかまりの良さもあるモデルを使っていて、ゴルフ界全体のドライバーのニーズが集約されてきているように感じられます。
女子プロゴルファーの使用クラブは、男性のアマチュアゴルファーにとって飛距離が近く、とても参考になります。