サイト内に広告が表示されることがあります

Qi10 フェアウェイウッド|試打・評価|4つのポイントで解説|操作性あり・ややアスリート向け

4.5
この記事は約7分で読めます。

テーラーメイドのQi10 フェアウェイウッドについて、注目したい4つのポイント、試打・評価を取り上げます。

前年の相当モデルに当たるステルス2 フェアウェイウッドとの違いについても解説しますので、Qi10 フェアウェイウッドの特徴や位置付けが分かる内容となっています。

Qi10 フェアウェイウッドの特徴

テーラーメイドのQi10シリーズのフェアウェイウッドは、前年のステルス2と同じく3モデルのラインナップとなっています。

  • Qi10 フェアウェイウッド
  • Qi10 フェアウェイウッド
  • Qi10 MAXフェアウェイウッド

本記事で取り上げているQi10 フェアウェイウッドは、3モデルの中で真ん中(スタンダード)に位置します。

通常、スタンダードモデルはやや簡単なアベレージゴルファー向けと言うのが一般的ですが、Qi10フェアウェイウッドはややアスリート感があります。

この辺りを含めて4つのポイントで解説します。

特徴① PGAではツアーよりスタンダードが人気!ややアスリート向け

▼PGAツアープロのフェアウェイウッド使用状況

モデル Qi10 ツアー Qi10 Qi10 MAX SIM M3
タイガーウッズ 3番 5番
ロリーマキロイ 3番・5番
スコッティシェフラー 3番
トミーフリートウッド 5番・9番
コリンモリカワ 5番 3番

こちらはテーラーメイドと契約するPGA男子プロについて、フェアウェイウッドの使用状況をまとめたものです。

Qi10 ツアーフェアウェイが多いと予想された方が多いと思いますが、意外にもQi10 フェアウェイが大人気です。ツアータイプを使用ているのはタイガーウッズだけで、マキロイ、シェフラー、フリートウッド、コチンモリカワはスタンダードなQi10 フェアウェイを選択しています。

従来のフェアウェイウッドでは、弾道の特徴について、ツアーが操作性・低スピン、スタンダードが直進性・寛容性と説明されがちですが、Qi10 フェアウェイウッドは寛容性がありつつ弾道の操作も可能です。

アスリートゴルファーが少しやさしいフェアウェイウッドを使いたい場合、セミアスリート・アベレージゴルファーが少し球を操ってみたい場合に適しています。

フェアウェイウッドが苦手な方向けではありませんので、初心者を含めて、単純に上がる・つかまる・曲がらないやさしいフェアウェイウッドを求める方であれば、Qi10 MAXフェアウェイの方を検討しましょう。

Qi10 MAXフェアウェイウッド|試打・評価|4つのポイントで解説|高く真っすぐ飛ばせる
テーラーメイドのQi10 MAXフェアウェイウッドについて、注目したい4つのポイント、試打・評価を取り上げます。 前年の相当モデルに当たるステルス2 HDフェアウェイウッドとの違いについても解説します...

特徴② 番手が充実の5種類!3HLの活用を検討したい

番手 ツアー スタンダード MAX
3 15° 15° 16°
3HL 16.5°
5 18° 18° 19°
7 21° 22°
9 24°

こちらはQi10シリーズの3モデルのフェアウェイウッドの番手とロフト角をまとめたものです。

Qi10 フェアウェイは、前作に引き続いて3・5・7・9番に加えて3HLもあり、3モデルの中で最も番手が充実しています。

特に3番のヘッドでロフトを立てた3HL(16.5°)がありますので、3番で球が上がり辛い方、5番で球を強くしたい方は、3HLの活用を検討してみることをオススメしたいです。

特徴③ クラブ重量設計

▼3番 SRスペックのクラブスペック

モデル Qi10 ステルス2
クラブ重量 316g 310g
シャフト重量 56g 55g
グリップ重量 47.5g 42g
バランス D2 D2.5

3番のSRでクラブ重量を比較してみると、前作のステルス2から6g増しています。

しかし、その内訳を詳しく見ていくと、シャフトが1g増、グリップが5.5g増で、全体の6g増を上回っています。

シャフトとグリップの重量以外=ヘッドの重量 と見れば、Qi10はヘッド側が0.5g軽くなっていることを意味します。

つまり、クラブ重量のアップは、グリップ側に重量を持たせたカウンターバランスを採用したことを意味していて、実際、ヘッドの重量感を表すバランスは、D2.5→D2に0.5ポイント下がっています。

カウンターバランスの効果として、ヘッド側が軽く感じられて楽に振ることができますし、グリップ側が重たいことでスイングが安定しやすいことが挙げられますので、前作よりも振りやすさは増しています。

特徴④ クラウンの境界線が無くなり、構えやすい

▼左がQi10 、右がステルス2

これまでのテーラーメイドのフェアウェイウッドは、Mシリーズ以来、クラウンのフェース側にチタンパーツとカーボンパーツの境界線がはっきりと見えていました(上図右のステルス2)。

しかし、Qi10シリーズではインフィニティカーボンクラウンが採用され、クラウン全面がカーボンになっていて、従来までの境界線がありません。構えた時にきれいなルックスになっていて見え方はかなり変わりました。

この境界線は8年近く採用され続けていましたので、慣れてしまっている方、逆にあった方が構えやすいという方も一定数おられるかもしれませんが、境界線が無くなった方が、自然で構えやすくなったと感じられる方が殆どだと思います。

Qi10 フェアウェイウッドの試打・評価

Qi10 フェアウェイウッドをトラックマンで計測試打・評価

試打クラブは、Qi10 フェアウェイウッドの5番で、共にシャフトはディアマナ BLUE TM50 Sです。

  • マキロイとかフリートウッドが真ん中のQi10フェアウェイウッドを使っている。球は拾いやすい。
  • 顔つきがきれい。クラウンに金属の部分が無いので、昔ながら。オールドゴルファーからすると構えやすい。
  • 打感は乾いた感じで弾き感がある。フェースに乗って浮いてくれるので、安心感があってコントロールしやすい。
  • ツアーと比べると安心感がある。どこに飛ぶか分からないような荒っぽさはない。
  • 前作を使っている人が慌てて買い替える感じではないが、3~4年前のものを使っていて、味付けが濃いモデルではなく使いやすいモデルに買い替えたい方に良い。

Qi10フェアウェイ・Qi10 MAXフェアウェイの違いを試打解説

  • Qi10の方がディープで操作性がありそうに見える。打感は弾きがあるが、その中に柔らかさもある。
  • Qi10は、フェアウェイウッドが得意で、ヘッドスピードとパワーがあって、操作したいアスリート系の方向け。ミスした時に左に行きづらい。
    Qi10 MAXは、球が上がって、スピンが入る。フェアウェイウッドが苦手な方、高さが欲しい方向け。

Qi10 フェアウェイウッドのスペック

クラブスペック

番手 3番 3HL 5番 7番 9番
ロフト角 15° 16.5° 18° 21° 24°
ライ角 56.5° 57° 57.5° 58° 58.5°
ヘッド体積 195cc 195cc 175cc 175cc 160cc
長さ 43.25″ 43.25″ 42.25″ 41.75″ 41.25″

シャフトスペック

シャフト 硬さ クラブ重量 シャフト重量 トルク バランス 調子
Diamana
BLUE TM50
S 約318 約58 4.3 D2
SR 約316 約56 4.6 D2
R 約313 約54 4.9 D1.5
Tour AD
VF-6
S 約325 65 3.3 D3.5 中元
SPEEDER
NX BLACK 60
S 約323 65.5 3.8 D2.5 先中
Diamana
WB 63
S 約320 61 3.1 D2.5

Qi10 フェアウェイウッドの発売日・発売価格

Qi10 フェアウェイウッドの発売日は、2024年2月2日です。発売価格は60,500円からで、シャフトにより以下の通りとなっています。

  • Diamana BLUE TM50:60,500円
  • Tour AD VF-6:73,700円
  • SPEEDER NX BLACK 60:71,500円
  • DiamanaWB 63:71,500円
Qi10 フェアウェイウッド 2024の試打・評価|全3機種の違いを比較|スペック・発売日・発売価格
テーラーメイドの2024年の最新モデル「Qi10」シリーズ。 フェアウェイウッドは前作同様に3タイプに分かれています。 各タイプの違い、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。 Qi1...

 

タイトルとURLをコピーしました