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Diamana ディアマナ WBシャフトの特徴を徹底解説!試打・評価・スペック

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三菱ケミカルから発売の「ディアマナ WB」シャフトについて、製品の特徴、スペック、試打した評価を取り上げます。

ディアマナ WBの特徴

元調子系(白)の6世代目シャフト

ディアマナは2004年に初代青マナが発売されていて、歴史あるアスリート向けシャフトです。

オールドゴルファーの方は、タイガーウッズが使い始めたことで普及していった印象をお持ちの方も多いのではないかと思います。

ディアマナは大きく分けると「赤(先調子系)」「青(中調子系)」「白(元調子系)」に分かれています。

6世代目の最初のモデル「ディアマナ WB」は白(元調子系)で、最もハードなタイプのシャフトです。

▼PD・WS・WBの6Sのスペック比較

タイプ PD
(第5世代)
WS
(第5世代)
WB
(第6世代)
キックポイント 中元
トルク 3.3 3.5 3.1
重量 64.5 61 61

トルクをみるとPDと似ていますが、キックポイントと重量をみるとWSの後継と見た方が実態に合っています。

これまでのディアマナは、スタンダードタイプの「青(中調子系)」からリリースしていましたが、最初に「白(元調子系)」を持ってきたところにハードスペックに力を入れているメーカーの様子が感じ取れます。

しっかりだが、たわみ・しなりがある

白系ということで、ハードなシャフトであることには間違いないですが、VENTUSブラックのような棒のような硬さではなく、しなり・たわみを持たせてあります。

白(元調子)の割にはタイミングが取りやすく、ややつかまり・スピンが入るタイプです。

ハードスペックを求める方向けというより、少しシャフトに助けて欲しい、やさしさが欲しい方向けです。とは言え、球が上がる、スピンが入る、つかまるというタイプのシャフトではありませんので、あくまでハードスペックの中ではやさしさがあるという意味合いです。

コスメはディアマナらしさに回帰!?

デザインは原点回帰というか、以前のディアマナを感じさせるところが随所にあります。

▼上がWB(第6世代)、下がWS(第5世代)

ロゴの部分は第4世代まで使われていたサーフボードをイメージする背景が復活しています。

そして、重量帯のクラス分けの表記が、50、60、、、から53、63、、、(3が付く)という初代と同じ形に戻っています。

▼上がWB(第6世代)、下がWS(第5世代)

ここ数世代はトレードマークのハイビスカスが薄っすらとしていましたが、第6世代でははっきり・たっぷりあしらわれています。

全体的なカラーリングもマット仕上げで、最近のトロピカルなデザインからは一変して、渋さというか落ち着きが感じられます。

重量帯は40~80gまで5クラス

この後で詳しいスペックを取り上げていますが、先に選択肢としての重量帯・硬さを説明しておきます。

硬さ 40g 50g 60g 70g 80g
R2
R1
SR
S
X
TX

ディアマナの白系は、前世代のPDから40g台も用意されています。

それぞれの重量クラス帯にで求められそうな硬さが3~5種類用意されていますので、幅広いゴルファーに対応しています。

シャフトの特徴を考えると、アマチュアでは5S、5X、6S、6Xあたりが主流になりそうです。

対象ゴルファー

  • 40R2~80TXまであるため、幅広いゴルファーに対応。
  • 基本的には低弾道・強弾道を求める方。
  • 元調子系でも少しスピン・つかまりが欲しい方。

ディアマナ WBの試打・解説

ディアマナ WBの特徴をマーク金井氏がじっくり解説

  • 白マナシリーズは手元がしなるが、TENSEIと比べるとそれほど硬くない。
  • トルクは振動数の割に多め。低トルクではないため、ワッグルするとハードそうに感じるが、トルクでしなりを感じてタイミングを取れる。
  • 手元調子だが先側にもしなりを感じられ、ダブルキックのようなチューニングがなされている。切り返しでタメをつくって、インパクトゾーンでヘッドが走る。手元調子の割には、適度にスピンが出る。
  • VENTUSが仕事をしないのに対して、WBはTENSEIなどとは違って仕事をするタイプのシャフト。
  • 50Rはヘッドスピード40m/s、50Sはヘッドスピード43m/sぐらいで使える。

ディアマナ WBをトラックマンで計測試打・評価

PINGのG430 MAX 10Kドライバー(9.0°・10.5°)にディアマナ WBの40R、50S、60S、60X、60TXを挿して試打されています。

  • 硬いけどしなり・たわみを感じる。TENSEI 1K WHITEと比べると、動き・たわみを感じて、ゆっくりまったり動く。
  • 白系のシャフトの中では、ほわんほわん動く遊びの感じがする。初代D(白マナ)の方がハード。
  • ちょっとスピンが入って右に逃げるような球が出るが、叩いても左を消せるような安心感がある。

ディアマナ WBのスペック

シャフト フレックス 重量 調子 トルク Tip径 Butt径
WB43 R2 43 5.5 8.6 15.25
R 44.5 5.4 8.6 15.25
SR 46 5.4 8.6 15.25
S 47 5.3 8.6 15.25
X 48.5 5.3 8.6 15.25
WB53 R 52 4.7 8.6 15.25
SR 53 4.7 8.6 15.25
S 54 4.6 8.6 15.25
X 55 4.6 8.6 15.25
TX 58 4.6 8.6 15.25
WB63 R 60 3.2 8.6 15.35
SR 61 3.1 8.6 15.35
S 61 3.1 8.6 15.35
X 63.5 3.1 8.6 15.35
TX 65 3 8.6 15.35
WB73 S 70 3 8.6 15.35
X 72 2.9 8.6 15.35
TX 73 2.9 8.6 15.35
WB83 S 80 2.7 8.6 15.35
X 82.5 2.7 8.6 15.35
TX 83.5 2.7 8.6 15.35

ディアマナ WBの発売日・発売価格

ディアマナ WBの発売日は、2023年1月26日です。発売価格は44,000円(税込み)です。

なお、市場での最安値を調べてみたところ、キャロウェイ対応のスリーブ付きで楽天では26,300円、Amazonでは27,100円でした。

どのメーカー対応のものでも概ね3万円以下で購入できるようです。

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