最近のドライバーのキャッチコピーや搭載機能を見てみると、少し前とメーカーが注力するポイントに変化が見られます。
少し前は、「スリット」や「ウェイト調整」が売りになっていたが・・・
数年前のドライバーでは、ソールやフェース裏面などにスリットを入れ、反発力や許容性を上げるモデルが多くみられました。もう一つはウェイト調整機能。ソール側にスライダーが付いていて、ドロー・フェード、スピン量調整が行えるモデルがぐっと増えました。
これらはとても素晴らしい機能のため、一過性のものではなく、最近のドライバーにも搭載され続けているものが多いです。
しかし、最近のドライバーではメーカー各社のPR文言を見ていると、力を入れる点が変わってきたことが分かります。
最近のドライバーは「たわみ」が主流!
かなり多くのモデルで「たわみ」というキーワードを強調しています。インパクトの際にヘッドがボワンとたわみ、それが復元することでボールスピードが上がる、というメカニズムです。
ここまで少々長くなりましたが、最近の主流である「たわみ」を活かしたドライバーについて、おすすめのモデル3本を紹介します。
キャロウェイ ROGUE スタードライバー
撓んで飛ばすと言えば、まず思い浮かべるのがキャロウェイのEPICで初めて搭載されたJAIL BREAKテクノロジーです。
低重心・深重心に苦心するモデルが多い中、重量感ありそうな2本の柱をヘッド前方に据えた画はインパクト充分。上下方向の無駄な撓みを抑えて、効率的に撓みをボールに伝えてくれます。

最初に触れた通り、このテクノロジーはEPICにも搭載されていますので、GBB EPICスターを好んで選ばれるゴルファーも少なくありません。

ちなみに、最近話題となっているEPIC FLASHにもJAIL BREAKは搭載と言われていますので、引き続き注目したいモデルです。
ブリヂストン TOUR-B XD-3 ドライバー
ブリヂストンと言えばゴルフともう一つ、タイヤです。PRGRも横浜ゴムですから、ゴルフとタイヤは研究開発からみて親和性が高いのでしょうかね。それはさておき、ブリヂストンのTOUR B XD-3ドライバーは、タイヤの技術が取り入れられています。
クラウンに金属弦が張られていて、たわんだ時の復元のスピードを速めてくれます。キャロウェイがたわみの生じさせ方にフォーカスしているのに対して、ブリヂストンは復元の仕方にフォーカスしているのが興味深いです。

ミズノ GX ドライバー
ミズノから発売されているGXドライバーは、ソールに溝が施されていて、たわんで飛ばすことができます。実際、平らなソールよりもたわみ量が多いそうです。
さらに、フェースも周辺部が薄くなっていて、フェース自身もたわみます。

以上、たわんで飛ばすドライバー3本を取り上げました。たわみ以外にも弾道をセンターに戻してくれるモデルや、低スピンの強弾道で飛ばすモデルなど、飛距離アップの実現方法は様々です。
ご自身の課題と照らし合わせて、最適なドライバーを選ぶことで、飛距離アップを図りましょう。